冷やかけ@舎鈴東陽町店・江東区東陽町
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舎鈴東陽町店
江東区東陽3-23-24 VORT東陽町ビル1階
5月下旬から東陽町店でのみ先行販売し、その後、全店で提供が始まった夏季限定メニュー。メニュー名は「かけ」だが一通りの具材は載っており、それなのに590円と驚きの価格設定だ。
麺はストレートでエッジのはっきりとした太麺。少し暗い色をしているが、麺肌に粒々は確認できないので全粒粉入りではないようだ。パスタのアルデンテとは違って中心部までちゃんと火は通っているが、噛み応えのあるかなり硬い食感で、ガシガシと力を入れて食べる感じ。たぶんつけ麺と同じ麺だと思うが、強くはないが小麦の風味も分かる。これだけ特徴がある麺ということはこれも浅草開化楼製なんだろう。氷のかけらが浮くスープは、キンキンには冷えていないので出汁の風味だとか味わいがよく分かる。動物系の十分な旨味をベースに節系で魚介の風味と旨味をプラスし、さらに冷たいスープでも固まらないよう植物油を使った香味油を多めに浮かべ、意外なほどしっかりとした味に仕立ててある。塩加減もやや濃い目ではあるが許容範囲内で、蒸し暑くて汗をかく季節に合わせてあるのか。具材は短冊切りのチャーシュー、メンマ、やはり短冊切りの海苔にやや分厚い木口切り白ネギ。チャーシューは肩ロースのようで軟らかくて旨味もあり、冷たくても脂は気にならず美味しく食べられた。メンマはジャグジャグと食感は軟らかめ、味付けは薄味だったが特有の発酵臭を少し感じた。
山形市名物の冷やしラーメンとは全く異なるが、暑い季節にはうってつけという点では変わりはない。コスパも素晴らしく、間違いなくお勧めの一杯だ。
・お気に入り度:○
アルバム: 東京のラーメン・その1
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