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味玉つけそば@頂美作店・美作市

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写真: 味玉つけそば@頂美作店・美作市

写真: 元味らーめん・こってり・細麺@ずんどう屋岡山伊島店・岡山市北区 写真: 鶏つけ・大盛@とりの助岡山志戸部店・津山市

らぁめん・つけそば 頂(いただき)美作店
  美作市明見135-2

 東京出張のため岡山駅に向かう途中、詳細は不明だがネット情報では東池袋大勝軒の流れを汲むお店が林野にあると知り、昼食のため訪れた。東京は中板橋にも同名のお店があって、本店・支店の関係は分からないが、お互いのHPで紹介しあっていることから系列店であることは間違いがない。アラフィフのご夫婦で営業されていた。メニューはつけ麺、魚介醤油ラーメンがメインで、限定かどうか和分からないが味噌ラーメンの3本立て。その中からお店一押しの標記をお願いした。800円。なお、オーダー時に奥様から「大盛にもできますよ。」と声掛けがあったが、朝食をしっかり食べていたので、ブタにならないよう並盛に抑えた。
 麺はエッジがはっきりとして、かつ、緩いウェーブのある太麺。ムチッとした食感でしっかりとした歯応えがある。北海道産の夢ちからだけを使って自家製麺しているそうだ。つけダレに潜らせずに味わうと小麦の風味を十分に味わうことができた。これほどの麺を、真っ当なラーメン店がほとんど見当たらない美作市で出会えるとは思ってもいなかった。つけダレは、豚ガラ、鶏ガラの動物系と、サバ節、煮干し、日高昆布等で引いた魚介出汁を合わせたWスープ仕様のラーメンスープと手法は同じと思われる。魚粉の加えてあるようだが、首都圏では当たり前となったいわゆるまたおま系とは異なる。動物系と魚介系のどちらが目立つわけでもないが、どちらもしっかりと認識できるバランスタイプ。ただ、かなり濃厚なのでラーメンよりはうどんという岡山では受け入れられる範囲がかなり狭いと思われる。とはいえ、大勝軒の血を引くお店らしく甘酢を加えて、濃厚だけど少しでも食べやすくしてあるのは望ましいことだ。つけダレに沈んでいるバラ肉チャーシューは、一般的な大きさだが厚みがあり、肉の旨味が残っていて及第点か。味玉にはほどよく味が染み込んでいて、半熟の黄身が部分的に好みのゼリー状になっていたのには好感が持てる。なお、黄身の濃さはほとんど感じなかった。メンマは多めに入っていて、食感や発酵臭については特筆すべきものはないが、甘めの味付けが甘酢入りつけダレとマッチしていた。薬味は斜め薄切りの白ネギで、これもコメント無し。一方、印象的だったのは海苔。最初からつけだれに浸っていたが、最後まで溶けることはなく風味も強く上等な品だと思えた。
 麺と具材を食べ終えてスープ割りを奥様に頼むと、つけダレの小丼が一旦厨房に下げられ、魚介系と思われる割りスープで薄められて戻ってきた。当然、完飲。まさか美作でこんなにもしっかりした味わいのつけ麺が食べられるとは思ってもいなかった…。

・お気に入り度:○

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