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鶏つけ・大盛@とりの助岡山志戸部店・津山市

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写真: 鶏つけ・大盛@とりの助岡山志戸部店・津山市

写真: 味玉つけそば@頂美作店・美作市 写真: ラーメン並・油多め+のり増し@成瀬家・岡山県早島町

丸鶏醤油ラーメン とりの助岡山志戸部店
  津山市志戸部681-2

 ラーメン不毛の地である岡山では、混ぜそばのような汁なし系やつけ麺を提供するお店は極めて限られる。そんな中、久しぶりにつけ麺を食べたい気分だったので、広島市に本部を置き、ばり馬、とりの助、風雲丸の3ブランドで中国地方を中心にラーメン店を展開するフードサービス業のお店の一つを訪れた。お店唯一のつけ麺メニューで、大盛無料と書かれていた標記をお願いした。918円。
 麺はつややかな縮れ太麺。見た目どおりにツルツルで、噛むとムニュッとした強い噛み応えがあるしっかりとした食感の麺だった。メニューにもHPにも記載はないが、グループの製麺所で一括して製麺しているに違いない。ただ、小麦の風味がほとんど感じられなかったのは残念だ。木口切りの白ネギが多めに浮くつけダレは、カツオ風味が漂う醤油鶏白湯。醤油の風味はほとんど感じないが、それにしてもしょっぱすぎ。このためドボ浸けはできず、ざる蕎麦なみに麺の半量ほどを浸して食べざるを得なかった。相当しょっぱいことを除けば、鶏の風味が濃いといった特別なことはなく、首都圏だと極々凡庸な範疇だろうが、鶏白湯自体がレアな兵庫以西でも受け入れられるようにしているのだろう。そのため、ある程度食べると飽きがきてしまったので、つけダレがピンク色に変わるくらい卓上の一味唐辛子をかなり多めに振り込んで味わいを変化させた。麺の上には大きなバラ肉チャーシュー、メンマ及びミズナが載せてあり、このうち、チャーシューは食べ始めた段階でつけダレの入った小丼に移して温めた。大きさのみならず厚みもそこそこありボリューム的には十分。ホロッと崩れるくらい軟らかかったが、肉の旨味は十分に残っていてなかなかの出来と思った。メンマは独特の発酵臭がほとんど無く、可もなく不可もない普通といったところ。ミズナは当然シャキシャキで、醤油鶏白湯の濃厚さをリセットしてくれる。
 大盛にしたので麺は300g近くあり、量的には十分。麺と具材を食べ終えた段階で店員さんに声を掛けると、しばらくして徳利が運ばれてきた。中身は透明なカツオ出汁。目の前のカウンターにはレンゲ2〜3杯分を入れて割ってくださいとあったが、前述のようにつけダレがしょっぱすぎるので、徳利全部の約1合を加えて薄めるとちょうどよい濃さになり完飲。岡山ではこれ以上は望めないだろう。

・お気に入り度:○

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