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醤油ラーメン・背脂・玉葱入り@喜多方食堂磯崎・江戸川区船堀

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写真: 醤油ラーメン・背脂・玉葱入り@喜多方食堂磯崎・江戸川区船堀

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喜多方食堂磯崎
  江戸川区北葛西2-23-19

 台東区稲荷町にある旧「喜多方食堂 麺や 玄」(現「喜多方食堂浅草本店」)で働いていた方が独立し、一昨年の秋にオープンさせたお店。ずっと行きたいと思っていたが、ようやく願いがかなった。朝のうちは小雨も降っていたどんよりとした天気だったが、平日の11時20分に着くと8割ほどの入りで、退店時には店内待ちが出るほど意外に混んでいた。船堀街道から少し入ったあまり目立たない場所なので、通りがかりというのは考えにくく、皆さん狙って来ているのだろう。作業服や普段着姿の方ばかりで、ビジネスパーソンは見かけなかった。券売機を見ると、メニューは醤油と味噌の2種類で、それぞれに鶏油と背脂があり、また、どのメニューもタマネギの有無を選べる。値段は、どの組み合わせでも醤油は750円、味噌は800円。今回は初訪なので標記にした。
 麺は幅が4mmほどの平打ちで、手もみしたみたいによく縮れている。気持ち軟らかめの茹で加減のため、喜多方ラーメンの麺の特徴である多加水麺らしいシコシコかつモチモチとした食感のうち、シコシコ感が弱いのが少し気になるが好みの問題だろう。スープの持ち上げもよく、麺量も食べた感じでは180〜200gと思われるので、麺とスープを存分に味わえる。そのスープは、説明書きによれば、喜多方の醤油数種と焼きあごで作ったかえしを使っているとのことで、出身店とその点は同じだ。喜多方では豚鶏出汁のお店もあるが、動物系の旨味や風味が強いわけではないので、その店も出身店と同じ鶏ガラ出汁ではないだろうか。醤油の風味はそれほど目立たない一方で、かえしにのみで出汁には焼きあごは使っていないという割には焼きあごの風味がかなり前面に出ている。嫌な臭いや苦味、クセといったものは一切ないが、この点は好みが分かれるのではないだろうか。背脂は結構多めだが全く気にならない。下処理をちゃんとしてあるからだろう。あっさりスープにコクとまろやかな甘さをプラスしているが、これが鶏油になればどう変わるのかちょっと気になる。チャーシューはそこそこの厚みがあるバラ肉。喜多方らしく正方形に近い形だ。赤身はホロっと軟らかく、脂身はトロッと甘いが、旨味を含めた味わいが少し薄い気がする。メンマはジャグシャクとした大人しい食感で、また、味付け、特有の発酵臭とも薄め、弱めのため存在がちょっと頼りない印象だ。丼全体が軟らかめで薄味仕立ての中、刻みタマネギの食感と味わいがかなり目立った。その他には、これも厚めにスライスされたナルトと多めの木口切りネギ。
 稲荷町のお店同様、こちらも平日の朝7時から営業している。麺の茹で加減、スープや具材の味付けからすると、朝ラーに焦点を当てて仕上げているような気がする。周りのお客の注文を聞いていると、味噌を頼んでいる人が結構いた。昼に食べるなら味噌のほうがよいのかも。

・お気に入り度:〇

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