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25.10.19船岡城址公園山頂からの眺め

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写真: 25.10.19船岡城址公園山頂からの眺め

写真: 25.11.19「幽観」扇谷 写真: 25.10.9女川港

10月19日(土),船岡城址公園(宮城県柴田郡柴田町船岡)に行って来ました。山本周五郎の名作とされる「樅ノ木は残った」は,寛文11年(1671年)に発生した寛文事件(伊達騒動)を題材とした小説で,昭和33年の出版です。江戸の大老・酒井忠清(雅楽頭)邸で,仙台藩奉行で伊達宗勝(兵部。伊達政宗の十男,一関藩主)の側近であった原田宗輔(甲斐。船岡領主)が,宗勝の不正を幕府に訴えた伊達宗重(安芸。伊達氏一門,涌谷伊達氏第2代当主)に突然斬り掛かって殺害,原田は抜刀したまま酒井や老中たちのいる部屋に向かいました。驚いた仙台藩奉行・柴田朝意(外記。米谷領主)が追い掛けて原田と斬り合います。そこに駆け付けた酒井の家臣は,混乱する中で2人とも斬ってしまいます。酒井邸にいた仙台藩奉行の生存者は,たまたま離席していた古内義如(志摩)1人でした。仙台藩では原田は逆臣・極悪人とされて来ました。原田の息子4人,男子の孫2人は全員切腹・斬首,妻と娘は他家御預けになり,家名断絶となっていることからも明らかです。「樅ノ木は残った」は,この原田をまったく反対に,幕府の陰謀から仙台藩を守った忠臣としたのです。標高約135mの舘山(船岡城址公園)山頂からの眺めです。白石川堤一目千本桜の桜並木が眼下に見えます。

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