総寧寺（市川市）小笠原政信夫妻供養塔
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小笠原政信――
（wiki）下総古河藩2代藩主。下総関宿藩初代藩主。信嶺系小笠原家2代。
慶長12年（1607年）、小笠原信之の長男として武蔵国児玉郡本庄城に生まれる。本庄の金鑚神社を深く信仰していたとされる。慶長17年（1612年）に父が本庄藩から古河藩へと加増移封された事で下総国で育つ事となるが、その後も当地の金鑚神社を信仰していたため、元和年間に当社が洪水被害を受けた際には寄進し、現在地（本庄市千代田3丁目2番3号）に社殿を建立した[1]（本庄宿の方も参照）。
慶長19年（1614年）、父の死去により家督を相続した。同年冬からの大坂冬の陣では、伯父・酒井家次の助けを得て出陣し、近江国佐和山城の守備を任された。翌年の大坂夏の陣でも家次の助けを得て出陣し、伏見城の守備を任じられた。
元和5年（1619年）、下総古河2万石から同関宿に移封された。寛永17年（1640年）7月2日、34歳で死去した。死後、家督は婿養子の貞信が継いだ。（←）
信嶺系――
戦国時代突入前、小笠原氏は内部分裂を起こし骨肉の争いへ。宗家・嫡流。府中小笠原家。そこから分裂した松尾小笠原家（伊那小笠原家）。
信濃小笠原氏11代 小笠原長秀の弟 政康は、戦争を繰り返す鎌倉公方 足利政氏の抑え役として4代将軍 足利義持から重用され、応永32（1425）年に信濃守護職に任じられる。信濃、甲斐、武蔵を転戦した。
嘉吉元（1441）年、嘉吉の乱。6代将軍 義教が暗殺される。翌年、小笠原氏12代（？）政康が病死。嫡子 宗康がこれを後継。
小笠原氏10代 長将（9代長基長男。長秀・政康の兄。結城合戦で戦死）嫡子 小笠原持長が、嘉吉の乱ののち台頭した畠山持国を後ろ盾に家督相続を主張して蜂起。
文安3（1446）年、漆田原合戦。小笠原氏13代（？） 宗康が持長に敗れ戦死。国府を奪い府中小笠原氏を発起した。しかし、宗康は戦死前に弟 小笠原光康を後継者に定めており（幕府もこれを認めている）、府中小笠原氏に対抗する。また、府中から光康の元に逃れた宗康嫡子 政秀も鈴岡小笠原氏を起こし小笠原氏は3家に分裂した。
寛正3（1462）年、持永が死去。府中小笠原家後継 清宗は、父の代から続く宗家の地位を巡って小笠原光康嫡子 家長および宗康嫡子 政秀と対立を続けていく。清宗の府中小笠原家、家長の松尾小笠原家、政秀の鈴岡小笠原家は衝突を繰り返して衰退していった。
小笠原氏の統一は清宗の曾孫 長棟（長時の父）が、光康の曾孫 貞忠を降伏させる天文3（1534）年に成る。府中小笠原家は公に本家・嫡流となった。12代政康、13代宗康、14代光康、15代家長、16代定基、17代貞忠はなかったことに。光康が松尾小笠原家初代とされる。宗家は府中小笠原家を発起した持長が12代を後継して続いていく道筋となった。
信濃伊那松尾から逐電した貞忠は、甲斐武田氏18代 信虎を頼り臣下となる。
信嶺は貞忠の孫。天正10（1582）年、甲斐征伐が始まると松尾城の信嶺は織田信忠へ従属、高遠城攻めに参加した。信長の横死のちは徳川家康傘下となり、長久手、小田原などへ従軍している。
政信は信嶺の孫。
※
信濃小笠原氏
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小笠原左京大夫（小笠原小倉家・小倉藩小笠原家・小笠原家宗家、秀政系小笠原家・府中小笠原家）
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小笠原近江守（小笠原小倉新田家・小倉新田藩小笠原家、真方系小笠原家・忠真系小笠原家分家・秀政系小笠原家・府中小笠原家）
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小笠原信濃守（小笠原安志家・安志藩小笠原家、忠脩系（長次系）小笠原家・秀政系小笠原家分家・府中小笠原家）
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小笠原佐渡守（小笠原唐津家・唐津藩小笠原家、忠知系小笠原家・秀政系小笠原家分家・府中小笠原氏・信濃小笠原氏）
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小笠原豊後守（唐津藩小笠原家分家）
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アルバム: 千葉県1／下総国1
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