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鴨出汁つけ蕎麦(塩)・手もみ麺@麺屋yoshiki・葛飾区新小岩

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写真: 鴨出汁つけ蕎麦(塩)・手もみ麺@麺屋yoshiki・葛飾区新小岩

写真: 昆布と秋刀魚節の塩らー麺@昆布の塩らー麺専門店MANNISH東日本橋店・中央区馬喰横山 写真: 背脂煮干蕎麦@つきひ・江東区亀戸

鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki
  葛飾区東新小岩1-3-7

 塩つけ麺には本来はトリュフが付くそうだが、そのトリュフの発注を忘れたので、2月17日及び18日の2日間に限って代わりにカニ、ウニ、イクラ入り塩つけ蕎麦として提供するとつぶやかれていた。人それぞれだとは思うが、自分的にはトリュフよりも海鮮の方に大いに魅力を感じるのでこれは食べ逃すのはもったいないと勇んで訪れた。土曜日の12時35分にお店に着くと店頭には6人が待っていた。その列に接続すると、しばらくして店内から女性店員が現れ食券を購入するように促された。そのため、いったん入店し、入って左側にある券売機でレギュラーメニューである塩つけ麺塩つけ麺1100円のボタンと、ストレート中麺を平打ち麺に変更するための手揉み券100円のボタンを連打し、発行された食券をおばちゃんに手渡した上で店頭に戻った。その後、並び始めから20分ほどで「お待たせしました」と入店するよう指示があり、無事にカウンター席に着席した。
予め食券を渡してあったためだろうが、着席して5分もたたないうちに配膳された。薬味を含めて具材は別皿提供のため、つけダレの小丼には何も入っていない。一方、麺鉢を見ると、麺は白い液体に浸っていて、麺の上にはウニとイクラが載っていて、少量の青のり粉が振りかけてある。麺は緩いウェーブが付いた幅6mmほどの平打ちで、ほどよい歯ごたえがあってプリッとしたコシのある食感だ。こちらのお店は麺屋一燈出身のため、一燈と同じくとみ田@松戸市が経営する心の味食品の麺を使っているはずだ。麺を一本摘まみ上げて口に運んでみると白い液体は豆乳のようで、よく見るとカニの細かいほぐし身が混ざっている。ほぐし身の形状からすると、豆乳にカニ缶を混ぜているように思う。最近流行りの昆布水ではなくカニ入り豆乳とは超レアだ。このカニ入り豆乳をまとった麺にウニをちょこっと付けて食べると激ウマ。つけダレなんていらないのではと思えるほどだ。ただ、麺全部を食べるほどウニは多くはないので、途中からつけダレに潜らせて食べた。つけダレは鴨出汁ベースで香味油に鶏油ならぬ鴨油であることがすぐに分かるほど鴨、鴨している。当然、つけダレに潜らせても美味しい。途中で、櫛切りレモンを麺に絞ると味わいが軽くなって、食べ疲れ始めた味覚が回復する。具材はやや厚めにスライスされた鴨ロース1枚にホウレンソウとメンマとシンプルだが、麺とウニがメニューの主役なので気にならない。最後は卓上の小型ポットに入った鰹と昆布の和風出汁と思われる割スープでつけダレを割ってスープ割にして完飲。
 麺を変更しなければ1100円でウニとイクラが載り、カニのほぐし身入り豆乳に浸った鴨つけ麺が食べられるなんて信じられない。店主さんの凡ミスが生み出した至福のメニューに巡り合えるとは、なんてラッキーだろう。

・お気に入り度:〇+

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