ヘルプ

愛を鶏もつラーメン・中@麺屋yoshiki・葛飾区新小岩

  • 43

写真: 愛を鶏もつラーメン・中@麺屋yoshiki・葛飾区新小岩

写真: 中華そば+せあぶら@はるちゃんラーメン・港区新橋 写真: 濃口煮干そば@ひらこ屋東京ラーメンストリート店・千代田区東京

鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki
  葛飾区東新小岩1-3-7

 定休日のこの日、レギュラーメニューの提供は止めて限定メニューに絞り込んで営業するという。その限定メニューは、店主さんの故郷山形県新庄市のご当地ラーメン「鶏モツラーメン」を自分なりにアレンジして作ったそうで、濃厚鶏清湯に細麺でハツ、レバー、砂肝が載るという。新庄の鶏モツラーメンは今から8年半も前、一茶庵支店というお店で食べたことがある。それ以来なので久しぶりに食べてみたくなりお店を訪れた。近くの超有名店には10人ほどが並んでいたが、その行列を横目に通り過ぎて11時半少し前にお店に着くと、ラッキーなことに行列はないばかりか空席もありすんなりと座れた。この日は前述のように標記限定メニューだけでの営業だが、麺量は選ぶことができて並150g1000円、中200g1100円、大250g1200円となっていたので、少し多めの中にした。
 麺はやや細めのストレート中麺。麺肌はツルンとしていて、噛むと軽い弾力を感じた後徐々にモチモチ感が現れてくる。自分の記憶が正しければ、「中華蕎麦 とみ田」グループのセントラルキッチン的な役割を果たしている心の味食品の麺のはずだ。スープは、「濃厚鶏清湯」という触れ込みどおり鶏の風味をしっかりと感じる。香味油が鶏油のため余計に鶏風味を感じるのだろう。濃い醤油色をしていて醤油もしっかりと香るが、醤油のカドは取れていて円やかで塩加減もちょうどよく、レンゲが止まらない美味しさだ。鶏モツは、血の塊を丁寧に除いてあるので臭みは全くなく、また山梨県甲府市の甲府鳥もつ煮のような甘辛な濃い味付けではなく、臭み消しのショウガの風味が感じられる比較的淡い味付けで、モツ自体の味もよく分かる。ラーメンの具材ではあるが日本酒が欲しくなる。メンマは細く裂かれているのにもかかわらずシャキジャキと小気味よい食感。味付け、特有の発酵臭とも薄め、弱めだ。薬味に木口切りの白ネギだけではなくみじん切りにした紫タマネギが使われているのはユニーク。
 山形県にはご当地ラーメンがいくつもあるが、その中でも新庄の鶏モツラーメンは、特に関東に住んでいると食べる機会がほぼ無いレアな一杯だ。今回、濃厚鶏清湯という形で再現されたそれを食べることができたのは貴重な機会だった。

・お気に入り度:〇+

アルバム: 公開

お気に入り (0)

まだお気に入りに追加している人はいません。

コメント (0)

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。