冷やし味噌らぁ麺〜白トリュフ風味仕立て〜@マタドール・足立区北千住
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柳麺(りゅうめん) マタドール
足立区千住旭町43-13
台風14号が日本列島を縦断した翌日はこれまでにない涼しさとなり、東京の最高気温も25℃と予想されている中、未だに冷やしラーメンを提供しているこちらを訪れた。こちらは今年の6月にリニューアルし、それまでの牛骨出汁の味噌ラーメン専門店から、そういったことにこだわらないお店になったとのこと。そんな中、味噌味の冷たいラーメンという比較的レアなメニューを提供しているのは承知していて食べてみたいと思っていたものの、なかなか機会が作れなかった。とは言え、さすがに9月も下旬となったのでそろそろ提供も終わるだろうと思い、慌てて訪れた次第だ。11時半の開店直後に店に着くと先客は1人のみで、早速お店中ほどにある券売機の元へ。券売機に貼り付けられたメニューを見ると、現在提供中の期間限定メニューは標記と「冷製トマト麺」の2種類。トマト麺の方はクランベリー風味仕立てと添えられていたので、果物風味は外れると大変かなと思い標記にした。950円。
先客の温かいラーメンの配膳を終えてから自分の分の調理開始となったので、着席してから配膳までは10分以上かかったものの、慌てることなど何もない身なので全く問題なし。いかにも涼しげなガラスの深鉢で登場した。そのガラス鉢からは、やけにニンニクの匂いが立ち上る。味噌ラーにニンニクは鉄板だが、果たして冷たい味噌ラーでは大丈夫なのか。ちょっと心配しながらスープに口を付けてみると、冷たいのに味噌の芳香が十分に感じられるとともに、ニンニクが使われていることが明確に分かるが、それは温かいラーメンとの時と同じで全く違和感はない。かなりしっかりした旨味と風味のスープなので、ベースは鶏豚ではなく豚鶏だろうか。十分に冷たいスープなのにしっかり味噌ラーメンだと認識させてくれる。麺は幅が3mmほどの緩く波打つ平打ち。麺肌はツルンとしているものの、噛みしめると硬い歯応えでそうすんなりとは歯が入っていかない。ただ、平打ち麺のため厚みはないので、ブリンブリンの麺を歯で押し潰すようにして噛み切る、そんな食べ方になる。こういう食感も冷たい麺ならではなので面白い。具材は、ローストポークに水にさらした薄切りネギがたっぷり、さらにざく切りのミズナにレンゲに載った2個の赤い食材。ローストポークは、やや厚めにスライスされたものが3枚なのでボリューム的には十分だが、旨味が抜け気味だったのが気になる。メインの食材なのでもうひと頑張りして欲しい。ネギとミズナは清涼感抜群で、こういう冷たい麺にはピッタリ。赤くて丸いものは、初めは湯剥きしたミニトマトかと思ったが、フルーツのようにやたら甘い。なので、今度は逆に「えっ、サクランボ?」とも考えたが種がない。ということは、かなり甘味のあるミニトマトが正解なのだろう。
冷たく、かつ、洋風に仕上げた味噌ラーメンで、あっという間に完食してしまった。麺量は140g程度しかなかったので、大盛も対応可能になればより嬉しい。ただ、サブタイトルになっているトリュフ風味は分からなかった。馬鹿舌故、トリュフオイルに気付かなかったのだろう。
・お気に入り度:〇
Albums: 東京のラーメン・その3
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