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味噌煮干そば+タンタン@流。・北区十条

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写真: 味噌煮干そば+タンタン@流。・北区十条

写真: ラーメン・油多め+のり@吉村家・横浜市西区 写真: 味玉入り鶏白湯あさりつけ麺@ビリケン・台東区浅草

煮干そば 流。(る)
  北区上十条1-13-2

 Twitterを眺めていると、味噌味の煮干しラーメンというちょっと珍しいメニューを見つけた。いつまで提供されるのかは分からないが期間限定というので早速訪れた。初めてのお店で、JR埼京線十条駅南口を出て数分の所にあるが、自動車は通れない線路沿いの細道に建つので、場所を事前に把握していないと辿り着くのは容易でないだろう。入店し、入ってすぐにある券売機で標記メニューの食券を発券した。980円。また、タンタンというトッピングで後半に味変できるというツイートがあったので、これは券売機ではなくカウンターに着席して食券を渡す際、150円とともに口頭で注文した。
 麺はエッジがはっきりとした緩く波打つ太麺。麺肌はツルンとして、噛むと弾力があるので少し強めの歯応えを感じ、その後、プリプリ、シコシコと続く。後述するように風味が強いスープと一緒でも小麦の風味がちゃんと感じられ、食感と相まって美味しい麺だと思う。店舗入り口左手に製麺室があったので自家製麺だろう。スープは、メニュー名の通り味噌と煮干しそれぞれがその存在を主張しているものの、両者が上手く調和していて、濃い出汁を取ると目立つ煮干し特有の匂いやえぐ味を味噌が上手に目立たなくしている。また、丼の半周ほどに回しかけられた辣油のピリッとした辛さが味を引き締めていてこれは美味しいスープだ。丼の縁に刻みニンニクが盛られていて、それを混ぜ込むとスープのコクが増したように少し味が変化する。トッピングしたタンタンは、辣油で辛味を付けた肉味噌のようなものだが、味見をしてみると中華風の味付けではなく、パスタ料理のボロネーゼに辛味をプラスしたような味わいだったのは意外だ。半分ぐらい食べ進んだ段階でこれをスープに溶き込むと、辛味が増強されるだけではなく、煮干しに代わって肉がスープの主役になる。この劇的な味変は面白いが、ますますスープばかりを飲みがちになってしまう。チャーシューは、バラ肉ストレートで厚みがあるので量的には満足。また、周囲を炙ってあるので香ばしく、肉の味もちゃんと残っていて美味しい。メンマは細いのにボリボリと強い食感だったのは意外だ。その他には、サッと茹でられてシャキシャキのモヤシに薬味の木口切り白ネギ、煮干粉。
 麺、スープ、具材全てが自分の波長に合うものだった。こういうメニューを見つけられ、実際食べることができて大満足だ。

・お気に入り度:◎

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