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肉にぼにぼちーの・肉多め@NiboNiboCino・品川区旗の台

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写真: 肉にぼにぼちーの・肉多め@NiboNiboCino・品川区旗の台

写真: ブラックラーメン・辛さ普通(激辛)@まっちゃんラーメン・葛飾区京成立石 写真: 醤油・中太手もみ麺+味玉@みつヰ・台東区浅草

煮干しNoodles NiboNiboCino
  品川区旗の台2-13-14

 煮干しを使いつつ、混ぜそば(和え麺)とパスタを融合させたようなユニークな創作メニューを提供しているというお店を興味津々で訪れた。お店に入ってすぐの所には券売機は見当たらずキョロキョロしていると、マスクをしているので断言はできないが相当な美人に思える小柄な女性(後ほど奥様と判明)が「こちらですよ」と、パーティションの陰にある券売機に案内してくれた。メニューは、にぼにぼちーの(名前から想像出来るように、煮干しを使ったペペロンチーノ)、にぼにぼなーら(煮干を使ったカルボナーラ)、しおにぼ(煮干出汁の塩ラーメン?)の三本立て。いずれも気になるが、迷ったら左上の原則に従い肉増しの標記のボタンをポチッとな。1000円。さらに、麺量は130gと事前学習していたので「汁無しの130gでは空腹」と小ライス(100円)のボタンもポチッとな。
 配膳の際、店主さんから「開店前からお待ちいただいたので、お肉を多めにさせていただきました。」と嬉しいお知らせを頂いた。まずは卓上の食べ方指南書に従い、配膳されたままかき混ぜずに麺だけを食べてみる。麺はあらかじめ煮干し粉、ニンニク、オリーブオイル、塩などで味付けされている。初めて食べる味に、正直、衝撃を受け何と表現してよいのか思いつかない。煮干しに関しては、エグミやきつい臭いは感じなかったが存在感は強烈。形状は縮れた太麺で、しっかりした噛み応えの後にグミグミとした弾力ある食感が続く。目指したのかどうかは不明だが、太めのロングパスタをアルデンテに茹でた時の食感に当たらずとも遠からずといった感じに思えた。メニューの説明書きによれば、地元の丸山製麺との共同開発とのこと。次いで全体をよくかき混ぜて、混ぜそばらしく麺と具材とタレがそれぞれに馴染むようにする。パッと見ではタレが全く見えないが、実はこの丼、簡単に言えば麦わら帽子をひっくり返したような形状で、麺の下方はゴボッと深くなっていて、そこにタレが溜まっている。タレを絡めてもベースの味はそう変わらないが、ほぐし崩したバラ肉チャーシューと刻んだ紫タマネギが加わることで一口一口の味わいは違うものに変わった。
 当初、煮干しにご飯は合うのかなと不安を抱えつつ食券を購入したが、麺を食べ終わった後、小ライスとはいえお茶碗1杯分ほどあるご飯を丼に投入し、残ったタレや具材と混ぜ合わせると、不思議や不思議、何の抵抗もなく食べられる汁かけ飯に変化。美味しくてきれいに完食。
 食後、店主さんが「如何でしたか?」と問いかけてくれた。「これまで色々な所で色々な一杯を食べてきたが、これは初めて食べたユニークな混ぜそばだった。美味しかった。」と感想を述べると、自家製麺伊藤の銀座店等で修業し、奥様の故郷である青森名物の煮干ラーメンをこれまでにない形で提供したくて創作したと教えていただいた。「全国各地で食べられているなら、にぼにぼなーら、そしてしおにぼの感想をお聞きしたいので、すぐにとは言いませんが是非再訪をお願いします。」と頼まれながら退店した。ちょっと遠いけれど、ここは面白そうだ!

・お気に入り度:○+

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