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さなだ流ネギチャーシュー冷やし中華@さなだ千住本店・足立区北千住

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写真: さなだ流ネギチャーシュー冷やし中華@さなだ千住本店・足立区北千住

写真: すごい煮干ラーメン・太麺・並盛@凪浅草店・台東区浅草 写真: 替玉の盛り付け後@ぼたん大塚本店・豊島区大塚

つけめん さなだ千住本店
  足立区千住3-6-1

 ちょっと変わった冷やし中華が北千住で食べられと知り訪れた。昨年10月に埼玉県三郷市から移ってきたそうで、店主さんはあの超有名な六厘舎の初代店長だった方だそうだ。平日の午前11時半少し前の到着で、店頭には3人しか並んでおらずラッキー。10分ほどで店内で食券を購入するよう和服姿の若い女性から勧められたが、券売機にはお目当てのボタンが無い!提供が終わったのかもと不安になりながら和服の女性に尋ねると、このメニューのみ現金払いとのこと。一旦行列に戻り、再度呼ばれて着席する際1100円を支払った。ちなみに、和服の女性はSNS上では若女将と称しておられ、ご主人の奥様のようでマスク姿がすごい美人に見える。
 閑話休題。丼の底にはタレが張ってあり、そこに水道水で締めた麺、さらには拍子木切りの大山鶏チャーシューと吊し焼きバラチャーシュー、太めの千切りキュウリ、半分に切ったミニトマトが2切れ、錦糸玉子、メンマ、花カツオとカツオ節粉の混合物、柚子胡椒、そして頂上に白髪ネギと漬け肩ロースチャーシューの和えものが載り、最後に粗挽き粉唐辛子が振りかけてある。丼の底にお箸を差し込みこれら全体を混ぜようとするが、麺量が250gと多い上に具材も多種多量であるのに、器がラーメン丼のため狭くてすぐにこぼしてしまいそうで全然上手く混ぜられない。悪戦苦闘しながらも適当なところで妥協して食べ始めた。タレは酸味のある醤油ベースなのは一般的な冷やし中華と同じだが、煮干しや節由来の魚介風味がはっきりとしていて、ゴマ油は使われておらず、酸味は穏やかでツンとくることもないなど味わいはオリジナルで別物。麺はつけ麺用の浅草開化楼製の特製麺を流用。しっかりした噛み応えがあり何度か咀嚼するうちにようやく細かくなるという、つけ麺用らしい力強いタイプ。つけ麺と異なり最初にかき混ぜてしまうので、麺がタレを既にまとっていてよく分からないが、たぶんそれなりに小麦の風味が感じられる美味しい麺のような気がする。お箸で麺と一緒に掴む食材がチャ−シューだったりメンマだったりキュウリだったり一回一回異なるので、そのたび毎に食感や味わいが異なり、麺量が多くても全く飽きない。途中で九州は大分名物の柚子胡椒を混ぜ込むと、ユズの香りと弱い辛味がプラスされ味変になる。さらに、最終盤では卓上のグレープフルーツ酢を麺に控えめにふりかけ、より冷やし中華っぽくしてみた。
 配膳の段階で若女将からスープ割ができると聞かされていたので、麺と具材を食べ終えた丼を一旦カウンターに上げ店員さんに声をかけた。寸胴から柄杓ですくって丼に注いでくれたものはカツオ出汁のようだった。普通の冷やし中華のタレなら熱い魚介出汁は合わないだろうが、酸味はあるものの魚介が効いた混ぜそばのタレに近いものなので、違和感なくすすーっと飲め完飲。

・お気に入り度:○+

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