クシヒゲシャチホコ#12
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Ptilophora nohirae (Matsumura, 1920)
シャチホコガ科 ウチキシャチホコ亜科 ウチキシャチホコ族
♂
山梨県富士河口湖町 2020.12.1 前翅長約15.7mm
日本で最も低温に適応したシャチホコガ。
フユシャク類もあまり飛ばない気温1℃、
林縁の低木の枝で触角を展開し、
♀の放出するフェロモンを探知しようとしていた♂。
完全静止時は触角を翅の下に畳んでしまう。
林縁を飛翔する個体も見られた。
翅の鱗粉は疎らで透けている。
関東周辺では低山地〜亜高山帯に生息するが、
低山では年明け頃まで生き残っている個体がいる。
♀の触角は糸状。2頭は同一個体。
(現地には、例年11月末が出現ピークとなる
ナカジマフユエダシャクの撮影目的で行ったのだが、
今年はやや遅れているとの読みは完全に外れ、
交尾ペアはおろか、♂すら1頭も見つからなかった。
この場所では今季はむしろ早かったのだろうか。
今季は暖かい日が続いたためか冬蛾の出現が全体に遅めだが、
種によっては当てはまらない場合もあるようだ。)
分布:北海道、本州、四国、九州、
アムール
成虫出現月:10〜12
幼虫食餌植物:ウリカエデ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、クマシデ
♀のフェロモンを探知中の♂(別個体)
http://photozou.jp/photo/show/1433095/230593593
交尾ペア
http://photozou.jp/photo/show/1433095/230392161
ナカジマフユエダシャク
http://photozou.jp/photo/show/1433095/231055664
G0628-12
アルバム: 蛾・シャチホコガ科
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