ヘルプ

久しぶりに鬼登場

写真: 久しぶりに鬼登場

写真: 色々な人達に出会いました 写真: 伝承された味噌汁

今日は久しぶりに病気のスイッチの入った母を見ました。
古いアルバムを取り寄せたかったらしく、親戚の家に電話をしていたのでした。
昔からその親戚の男性を見下していた母は、相変わらず上から目線の口調で、
相手の気持ちなどおかまいなしに、とても攻撃的な態度で話をしていました。
あんたが嫌いだった誰それがが死んだけど、
来ないだろうと思ったからからあんたを葬式に呼ぶなと言っておいたわとか、
山形にはいずれ帰るとか、あちこち旅行する予定だとか、
立ち上がることさえやっとで、何かにつかまらなければ歩けないことを、
みじんも感じさせない勢いで、出来もしないことを延々と言っていました。
ものすごくテンションが高く、怖くなるほどでした…
こんな勢いで怒鳴られ続けたことがありましたからね。
以前の私なら、そんな失礼な事を言ってはいけないと母に苦言をしていたと思いますが、
今は刺激を避けて、当たり障りのない態度で接しました。
はじめに電話した親戚の家にアルバムがなかったので、もう一件別の親戚に電話をしていました。
途中で私にも話せと電話をよこしたので、話をしましたが、
どこがおかしいのか?全然普通ではないかと言われました。
母が横にいるし、どこがおかしいなど、いちいち説明するのも面倒なので、そこも適当に聞き流しました。
電話を終えると同時に母はいつものように、いびきをかきながら眠ってしまいました。
認知症は治らない病気であることを実感した出来事でした。
眠った後の母は、穏やかで優しいおちゃめなおばあちゃまに戻っていました。
ふーっとため息、安堵です。

鬼の居ぬ間に、さてどうやって洗濯しようかな。

アルバム: 公開

お気に入り (23)

23人がお気に入りに入れています

コメント (5)

コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。